青春の日々
今日久々にBURRNを買いました。
BURRNというのは、音楽雑誌、日本ではただひとつのHR/HM雑誌という感じ。

お目当てのサッカー雑誌にちょっと落胆し(笑)欲しかった小説も売り切れだったんで、いつものアラビア語会話の本と、あと少し金が余っていたんで、ファッション誌と音楽誌の棚へ行ったんですよね。
そこでもイマイチだったんですが、その、高校の時から買っていて、暫く、何年も買っていなかったBURRN(バーン)の表紙が、中学、高校の時から大好きだったMOTLEY CRUE(モトリークル−)だったんで、思わず手に取ってしまいました。
彼らは80年代から活躍しているLAメタル?と呼ばれていた時代からの、アメリカ出身のハードロックバンドでして、音楽を語るのは下手なんですが、物凄いドライブ感と、重量感で、磨き上げられたモーターバイクのような、そんなバンド、そんなロックバンドです。(イテエ…いい表現思い浮かばねー)
全身に刺青を入れ、折角まぁまぁお洒落な洋風の墨にわざわざ日本で和風なのを重ねて、殆ど全裸でステージに立っていた頃に、高校の同級生に、好きだって事をカミングアウトした時には、かなり白い目で見られた事を思い出し、感慨に更けながらもページを捲りました。
そう、中学生のときから、あの疾走感に、重いベースに、無茶苦茶カッコイイステージに、なぜか美形なベースとドラム、なぜかそうでないヴォーカルとギター(スマン)。あぁこんなバンドも世の中にはあるのね。4番とピッチャーとキャプテンが不細工で、下位打線が美形とかもあるんだ、と、結構お笑い的に好きでした。
高校になってもやっぱり大好きで、今でこそたとぅ、刺青なんかおされですが、当時、15年以上前は刺青なんか893だけのものでして、そんな時代に、トミーリー(ドラマーね)のインタビューで
『女の子が足首に刺青入れてたらカワイイよね』
の一言で、マジで刺青いれよっかな…と本気で思いまして、家庭科の時間に友達に言って、やっぱり白い目で見られたりしていました。
で、高校後半くらいからもっともっとロックにはまっていき、当時のアメリカのハードロック、モトリーやガンズ、スキッドロウみたいなのから、少し彫り下がって、小学生の時に聞いたときはよく解らなかったブリティッシュハードロック、ニューウェーブオブブリティッシュへヴィメタル、そのどちらもに走って行くのでありました。


はまっていく過程は長々になってしまうので、置いておいて。




そのモトリークルーが、なんと再結成する、との記事でした。
2年ほど前に、オリジナルメンバーであるドラマーのトミーリーが、散々いろいろあって(メンバー内で)脱退した、残り3人プラス1でのライブは見に行きました。
最愛のリッチー・ブラックモア(笑)の場合は、リッチー以外のメンバーが誰であろうと気にせずにライブに行くんですが、それ以外は殆ど、どのバンドでもやはりどこかオリジナルメンバーに拘ってしまいます。それが果たしていい事かどうかは解りませんが。
なので、トミーがいないそのモトリー、楽しんだものの、やはりピースが欠けた気分だったのを覚えています。


そのモトリーが復活するというのは、それだけで何よりもエキサイティングな記事でした。
なんだか全然解説にも感想にもなっていませんが、物心ついたときからの青春のバンド、リアルタイムで、オリジナルメンバーを生で体験するには至らなかったバンドが復活して、もしかしたら見ることが出来るかもしれないという夢に心躍りました。

久々に買って読んだ雑誌は、自分が最近思っていたこと、まさにそれでした。
様々な情報や品物が、ネットで入手出来、購入出来る昨今、CD屋に行かなければ、雑誌も買わず、ピンポイントで欲しい物だけをインターネットで手に入れるという事は、決して全てを、全体を見る事にはならない、と。
狭く、浅くなる、そんな情報の入手方法だけでは、音楽は見れないし触れることが出来ないのだ、と。

確かに自分も、レコード時代から店には足を運び、ジャケ買いをしまくり、中古屋ですごい速度でレコードを捲り漁っていろんな物を探したり、誰々がこんな新譜を出して、こんなコラボが有り、こんなものが流行っているんだな、という情報を、目で見て確かめていました。
で、思わず買って大失敗したり(笑

雑誌を買っては、大好きなミュージシャンのインタビューに一喜一憂したり爆笑したり、昼休みに友人とネタにして笑ったり、好きなミュージシャンの交友関係で、自分のジャンルを広げたり、ナニナニの再来!と言われた新人を聞いてみたり。

金が無いときは、FMでチェックしてテープに撮ったり。

最近は雑誌が無いよね、バンドがいないよね、番組が無いよね、ではなく、その手段を自ら捨て、努力を怠っていたんだな、と思いました。


自分は確かにリッチーブラックモアのファンで、その他にもいろいろ好きな人がいて、それがIRONMAIDENだったり、モトリーだったりジューダスだったり。
ただそれだけなのではなく、ロックが、メタルが、ハードロックが好きなんだ。
だからその土壌を腐らせないために、自分が好きな音楽を、もっと好きでいて、もっと聴いてまたイイモノに出会うために、好きな努力をまたしてみよう。
今日はそう思いました。



ロックを卒業とか有り得ないなぁ…と。

リッチーは60歳だ!
ジョンロードやチャーリーワッツに到っては65歳だ!
【2005.01.21 Friday 23:00】 author : ayu | 音楽 | comments (2) | trackbacks (1) |

CALENDAR
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< January 2005 >>
RECOMMEND
ストリート・オブ・ドリームス
ストリート・オブ・ドリームス
ユニバーサルインターナショナル
mobile PHOTO
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
MY BLOG LIST
PROFILE
1


▲Page Top